【コラム】イースターと魔女の扮装

4/23/2014

先週末の4/20(日)はイースター、キリストの復活を祝うお祭りの日でした。スウェーデン語でイースターはPåsk(ポスク)といいます。

スウェーデンではイースターの日に子供たちが魔女に扮して近所の家にお菓子をもらいに行く習慣があります。

photo by Ulf Bodin
顔にそばかすを描いて、ほっぺを赤く塗り、頭から布をかぶって魔女に変装。

photo by Bengt Nyman
イースターパレードの様子。みんな個性的!


上の写真はスウェーデン在住フードコーディネーターの土井始子さんが数年前に送ってくれたもの。彼女の家にも女の子たちがキャンディーをもらいに来たそうです。ドアを開けたらこんなかわいい魔女がいるなんて!この子は鍋を持ってますね。

photo by Britt-Marie Sohlström
こちらは1969年の写真。手編みっぽい淡い水色のセーターにストライプのスカート、手に持った銅のケトルがいい味だしてます。



イースターの時期には、街中にカラフルな羽をつけた枝を飾ります。昔は、キリストの苦難を感じるようにと、枝を使ってお互いに叩き合っていたようですが、1930年頃から枝に羽を飾る習慣ができたそうです。


ポストの横にも羽飾り。これはご近所さん数軒のポストが並んでいる様子。郊外に行くと、よく見られます。郊外では家が点在しているので道路脇に何軒かのポストがまとめて並べられています。それぞれの家の前まで行かなくてもすむようにという郵便屋さんに対する配慮です。


卵に好きな模様をペイントして飾ったりもします。卵に小さな穴をあけて中身を出してからペイントしたり、それが面倒な時には、ゆで卵にしてから絵を描きます。卵と玉ねぎの皮を一緒に茹でて、うっすらと色をつけてから絵を描いたり、それぞれの家庭でやり方が様々あるようです。

スウェーデンで白樺を教えてくれたカーリン先生のお宅にはこんなに美しい卵がガラスドームに入れて飾ってありました。卵の殻をレース細工の様にカットしたもの。とても繊細で淡い色とレース模様がエレガントな卵の飾りでした。

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